2007年10月1日、株式会社ジューテックは5周年を迎えました。5周年記念事業として、「法人の森林(もり)」制度の活用による「ジューテックの森林(もり)」づくりを行いました。私たちはこの事業を通して社会貢献ならびに環境貢献を行いました。

「法人の森林(もり)」とは?

企業などが国(林野庁)と共に森林を造成・育成するもので、既存の森林の整備を内容とする「分収育林」と、植林によって新たな森林を造成する「分収造林」の2つがあります。株式会社ジューテックでは、「分収育林」・「分収造林」の両方を行います。この活動は、社会や環境に大きなメリットをもたらしてくれます。

主なメリット

  • 伐採までの数十年間、当社が占有した対象地において森林浴を満喫出来る散策、自然観察及び巣箱の設置等々の社会活動が継続的にできる。
  • 国(林野庁)から水源のかん養、土砂流失防止、二酸化炭素の吸収への貢献度を評価・通知してくれる。

「法人の森林」について

分収育林の対象地

収育林は、苗を植えてから18年生以上の人工林および天然林が対象です。今回はスタートにあたり、スギの49年生人工林、ヒノキの28年生人工林と沢(渓流)を擁した広葉樹林(落葉樹のカエデ、ホオの木など)の組み合わせによる約8haの森林を選びました。

場所/神奈川県足柄上郡山北町世附(よづく)地区

丹沢湖や富士五湖のひとつの山中湖に隣接した地域です。今後、ベンチの設置、遊歩道の整備などを行っていきます。また、記念植樹や巣箱の設置、子供たちを対象とした自然教室などのイベントを企画していく予定です。

分収造林の対象地

分収造林は、伐採後の裸の山にスギ・ヒノキの苗を植えて育てていくものです。今回は、約1.3ha強の場所を選定しました。植樹、下刈りなどの作業活動を通して、環境への意識を高めるための社員の環境研修場としても活用してまいります。

地球の大きさに対し、ささやかな環境貢献度ですが、着実に成果があがっているものと思われます。今後は、この事業を通し社員全員による森林の保護および育成、自然環境の保全に参加することで、引き続き活動の実を上げ、『ジューテックの森林』づくりを進めていく予定です。

場所/栃木県宇都宮市篠井地区

2022年度(令和4年度)の環境貢献度

林野庁より報告のあった、分収育林地・分収造林地「ジューテックの森林(もり)」における、2022年度の環境貢献度は表のとおりです。

2022年度の環境貢献度の表
水源かん養への貢献5,048㎥/年 (2リットル入ペットボトル 252.5万本)
土砂流出防止への貢献111㎥/年 (10トンダンプトラック 20台分)
CO2の吸収・貯蔵への貢献35.9トン/年 (ヒト1人が1年間に排出するCO2 112人分)